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rain(PS3)評価・感想~ちょっと怖いストーリー、でもその世界観、そして遊びやすさが洗練されている一押しのゲーム~

 

rain

2013年PS3で最もダウンロードされたソフト。

面白い以上に、ゲームとしての完成度はゲームの教科書と呼んでいいレベルだと思っている。ゲームクリエイターを目指す人にはぜひ遊んでほしいゲーム。

ゲームとしては「ICO」をさらに遊びやすくしたようなゲームです。

 

このゲームほど感激したのは久方ぶり。

何かこれほど感激したゲームあるかなと考えたところパッと浮かんでこない。

このブログでいくつものゲームの感想を上げてきたけれどもその中でも一番感激したといってもいい。そんなゲームでした。

 

 

 

概要

対応機種:PS3

ジャンル:ステルスアクションアドベンチャー(アドベンチャー寄り)

クリア時間:メインは5時間ほど。やりこみ要素をやっても10時間ちょい。

 

雨の街の中「雨に濡れていないと姿が見えない」主人公を操作して様々な仕掛けを解きながら冒険する。また基本的に攻撃手段がないため敵から身を隠して進んでいくステルスゲームとして進行していきます。

 

演出で文字によるナレーションが入るため、テキストアドベンチャーっぽい雰囲気もあります。

 

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遊びやすさ

私がこのゲームを絶賛する理由のひとつはこれ。

とにかく遊びやすいんです。

 

リトライ

このゲームは死にゲーっぽいところがあります。

敵がいきなり迫ってきて追い詰められてしまう。

ところが死んでもペナルティがほとんどない。このクイックスタートっぷりはハコボーイを彷彿させます。

 

そしてポイントなのはアクション的に難しいから死ぬのではなく、周りを見れば突破口がみつかる仕組みになっている点。理不尽ではないんです。

「あれっ死んじゃった。じゃぁ今度敵が出てくる前に落ち着いて周りを見ると…なんだあんなところに突破口があるじゃないか。なんでさっきは気づかなかったんだろう。」

って感じのレベルデザインになっています。

 

それでも何度か死を繰り返すとヒントがでてきます。このヒントも画面端にこっそりとヒントボタンが表示されるくらいで不愉快じゃないんです。

 

 

簡単な操作

可能なアクションは「移動」「ダッシュ」「調べる(各種アクション)」「ジャンプ」のみ

ややこしい操作がいらないため操作に困ることはありません。ダッシュもボタン押しながらの移動なので、実質操作は「調べる」と「ジャンプ」のみ。ファミコン時代と同じくらいシンプルな操作ってことですね。これがゲームへの没入感を高めてくれるんです。

 

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そしてこのシンプルな操作を可能にしたのが「オートカメラ移動」。これが非常に快適なんです。

カメラを自分で操作するのは少なからず負担になります。もちろんなれれば自分の好きな角度にカメラを操作できるというのは大きいのですが、このゲームに関してはオートカメラ移動が活きています。

この世界により没入でき、さらには自動でベストな演出を見せてくれる。

例えば敵が襲ってくる恐怖をより醸し出すようなカメラアングルになったり、一人ぼっちのさみしさがにじみ出てくるようなカメラワークであったり。これほどまでカメラワークが演出にかかわってくる作品は非常に稀有だと感じています。

 

そしてオートカメラにありがちな操作のしづらさがこの作品にはありません。

例えばカメラのアングルが変わった瞬間、画面が切り替わった瞬間に主人公が違う方向に動き出してしまう。そんな経験が一度はあるかもしれません。

しかしこの作品に関して、そういった点で不便をこうむることはありません。

おそらくカメラアングルの変化が少なかったり、あるいは主人公がすこしぶれた方向に動いても問題ないようなステージの作りになっているか。

 

カメラがプレイヤーが最も操作しやすいように自動で動いてくれていると言えるでしょう。このあたりの開発秘話はぜひとも聞いてみたいですね。

 

 

音楽が引き起こす演出

この作品の魅力は音楽。…が引き起こす効果。

寂しさ、恐怖、喜び、全てを音楽で表現している。

 

ゲームの雰囲気に合わせたBGMっていうのは普通ですが、この作品はセリフが全くない分、空気づくりの要素の多くを「音楽」が占めています。この空気づくりがこの作品の肝を担っています。

 

敵が迫ってくるときの緊迫感はほかのゲームの比べ物にならない。この緊迫感は逃げ切れた際に思わず安堵のため息が出るほど。それもまさに音楽によるもの。もちろん先ほど取り上げたカメラワークの影響もありますが。

 

音楽はこちらから視聴できますが単体で聞いても少し魅力が伝わりにくいかもしれません。

ピアノベースの癒し系の音楽が多いです。ぜひゲームの切ない雰囲気と合わせて聞いてほしい。

 

 

文字による情景描写

音楽以外にも演出を飾り立てる要素はあります。

その一つが文字による情景描写。

これがかなり特徴的です。

 

文字が単純に状況をナレーションするのではなく、文字が背景のように、一つの背景のようになっているんです。

 

そして主人公を進めると浮かび上がってくるような演出。その出現タイミング。表現の言い回し。テキストアドベンチャーっぽく、シネマティックアドベンチャーっぽい。

だけどもステルスアクションアドベンチャー

すさまじい作品です。

 

 

仕草や細かいところのリアルさ

この主人公には顔がありません。表情が見せません。そして色もモノクロ調の世界。

 

それでもキャラクターの感情というものがひしひしと伝わってきます。

なぜならそのしぐさが非常に細かくリアルであるから。

 

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例えば雨の中少し動かさないでいると主人公は手を広げます。

雨が降っているかなぁってときに手を広げて雨に濡れるか確認しますよね。そんな感じです。

 

また高い場所によじ登るとき。普通のゲームであればスムーズに上るのでしょうが、このゲームは違います。「よっこらせ」っていうのが伝わってきますし、おまけによじ登った後にズボン(スカート)をポンポンとはたくしぐさが入ったりもします。確かにそのような動作をするのが普通の人間ですよね。ゲームでは中々見られない光景ですが。

 

それによってゲームの進行にわずらわしさを感じるかというとそうでもない。

人間味が伝わってくるのですから「がんばれー」って応援したくなりますし、敵に追われているときは緊迫感を増してくれます。

 

 

まとめ

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ゲームとしてボリュームは少ないです。2000円ほどのゲームですがそれでもプレイ時間で考えるとコスパは悪いです。ただしそれを大いに補う「質」があります。

 

よく言えば時間のない社会人にはうれしい作品。

面白さ、感動が短時間に濃縮されているのですから。

 

プレイし終わった後、これほど感慨深い気持ちになる作品はなかなかないです。

私が心からお勧めする作品です。

 

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